数学者の軌跡
日本人数学者の名前が、数学の難題を解いた予想の中に出てくる。
そして、その数学者は、偉大な業績を残して、
悲劇的な末路を辿る。
後輩が遺志を継ぎ、後世に名前は残るが、
非凡な人の辿る、孤独な人生を想像して、涙が溢れた。
数学白熱教室第三話でのことだった。
熱弁をふるってくれたエドワード・フレンケル カリフォルニア大学バークレー校教授の講義が素晴らしく心に響いた。
宮本浩次のライブに行った時みたいに。
2021.8.1 NHK BSプレミアム 深夜3:11
数学ミステリー白熱教室(3)「"フェルマーの最終定理"への道」2015年放送 再放送
#ラングランズ・プログラム 1960年代後半
#ロバート・ラングランズ
#谷山豊
#エドワード・フレンケル
#数学ミステリー白熱教室2015年
#志村・谷山・ヴェイユ予想
ざらざらした想い
レスポンスがうまくいかないと
ストレスになる。
自然な受け応えができない相手って、
しんどいよね。
スムースな反応をしてくれる人が、
家族だったらいいのに、って思う。
家族って難しい。
とはいえ、仲良くしてくれる家族とは、
旅行も、ライブも行ったりしてたよ。
コロナ前までは。
今では、なんとなくの空気感。
そんなんで、生きてると思う。
期待せず、適度な距離を持って、
お互いを尊重して。
狭い家で、それぞれのステージを生きてくって、大変だよ。
みんな、いい人生を。
多肉植物の招き
半年に一度、ホームセンターにお花や野菜の苗を買いに行く。
植栽グッズ売り場の片隅に、150円のひょろひょろした鉢植えがあった。スペイン風のざらざらしたピンクの可愛い陶器に緑の茎が2本立ってた。
よくわかんなかったけど、買い物カゴに入れてしまった。ぷにゅっとしてかわいかったから。
ムーミンに出てくるニョロニョロみたいだった。
家に帰ってから思った。これって、多肉植物?
さて、どうやって育てるんだろう。
とりあえず、キッチンの窓辺に置いた。
にょろにょろ伸びて、アイスの棒で、添え木した。紐で囲った。
でも、なんか違うかも。育て方間違ってる。
2か月後ぐらいに、初めてググった。
水は、余りやらなくていいらしい。
落ちた葉っぱからも、根が出るから、そこで育つ?
横に這わせることにした。砂漠とかでも、生きてる感じかな。3つの器を這った多肉は、元気だ。土がいまいちになってきたので、植え替えることにした。
這った葉っぱにも、根が出ている。
夏が終わり、思い切って独立させることに。
茶色い木のプランターに、先端部分の多肉は、並べて植えて、玄関へ。
元の部分は、新しいガラス瓶に植えて、また、キッチンの窓辺へ。
それだけで終わらず、結局、半年ぶりに、ホームセンターへ行き、庭の秋バージョンに着手して、鉢植えのお医者さんにも、なりました。
鉢植えは、外して、庭に地植え。
12月頃咲く菊の苗を植えた。
紫蘇の葉を整理したら、地中から、立派なら球根が。忘れてた。水仙かも。買った時より、立派になってた。腐葉土が、効いてたのね、と、
少し嬉しい。
昔、実家で庭にたくさん咲いてたような菊の鉢植えを色違いで三色。今を盛りに咲いてます。
玄関前に並べ、夫の実家から持ってきた火鉢に飾る。
加えて、紫色の桔梗の小鉢を見つけて、買ってきた。昔、実家のおばあちゃんの部屋の前に咲いてた。私は、風船のように膨らんだ蕾を、弾かせて遊んだりしてた。ちょっと罪悪感を感じながら、ポンと音をたてて弾ける様をワクワクしたのを思い出す。
隣の同級生の家の庭の鳳仙花も、種がはじけて面白かったことを思い出した。
桔梗の紫色。若かった母が着ていた紫色のスーツのかっこ良かったこと。
いろんなことを思い出させてくれた庭いじり。
多肉植物くん、ありがとう。
私の兄弟は知らない、私だけの実家の思い出。
桔梗の庭は、私が小学校三年生ぐらいの頃、
母の書道教室を増築する為、無くなった。
菊がたくさん植えられていたのも、その頃だった。後々、父の盆栽に占拠されて、自由の効かない庭になっていったのだった。
魂の牢獄
すごく好きだった人と一緒に生活してる気になっていた。
三十年も。
子どもも授かり、子育てもした。何人も。
不器用だったけど、自然に恵まれて、楽しかった、と、思ってた。
子育ては、ほぼ終わった。
相方は、私を見てなかった。
気づいた時には、私は、どうしたらいいか、わからなくなっていた。
このまま生きていていいんだろうか。
私は、何がしたかったのだろうか。
震災で仕事も家も失った。
気がついたら家族の事情で、私が二十歳の頃住んでいた大都会のおしゃれな街の近くに住んでいる。
振り出しに戻る。すごろくなら、そうだろう。
「二度目の二十歳」っていうドラマがあった。(ネタバレ有り)
私が好きなチェ・ジウが、もう一度大学生に戻って人生をやり直す作品だった。大学教授の夫は浮気をしていて、離婚の準備もしていた。
チェ・ジウ演じるヒロインは、大学時代に妊娠しダンサーの夢を捨てて家庭での従順な妻の役割を果たしていたのに、今にも捨てられそうなのだ。
そのドラマを観ていた時は、「ひどい夫だ」と
人ごとだった。四、五年前か。
私は、十年前迄、自分の夢を追いかけるように田舎で自営で仕事をしていた。震災で、家や仕事を失って、何が一番辛かったかというと、家事と子育てに専念することだった。子育ては、難しい。次から次へと悩み事が出てくる。ましてや、プチ都会での専業主婦の母たちとの付き合いも、なかなか大変だった。
ある主治医に、愚痴をこぼした。「留学したいな」一番下の子が、まだ中1だった。
主治医は、「まだ早いな」。子どもが二十歳になるまで、待てと言う。私は、いくつになっているだろう、と思った。
思えば、今が、その時なのだ。
お金は無いな。まだ、下の子にお金はかかる。
自分の夢に向かえるとも思えない。
だが、四年前、留学するチャンスはあったのだ。
下の子が、ニュージーランドにショートステイした。帰って来て、NZに戻るか、日本で進学するかという選択時に、私の同伴を希望された。
初めてのチャンスだ。私にとって。
海外免許を取って、子どもの送り迎えをして、何らかの仕事をするのだろうか。
勇気が無かった。
だから、今、日本にいる。
私が、私を解放してないのだ。
そんな私は、魂の建て直しをしなければならない。私が私を縛っている。
「Madame in New York」インド映画 Netflix
夏休みの大学生、むーたが、1日1作品映画鑑賞するテーマのお付き合い。
私は、二回目の視聴。
英語も話せないインド人のおかあさんが、1か月一人でニューヨークに来て、さて、どうなるでしょう、という展開。
美人の女優さん。
<インドの大女優シュリデヴィさん急逝 ホテル浴室で水死
2018年2月27日 7:14>
検索したら、大変なことに。ドバイのホテルで。
<おいの結婚式に出席するためUAEを訪れていたシュリデヴィさん>
映画では、姪の結婚式のため、ニューヨークを訪れるのですが。
美人薄命と言うには、悲しすぎます。
家族からも尊厳を持って接してもらいたいという、家庭人である女性の切なる望み。努力して
自ら、変わっていく。とても素敵なお話です。
新たな男性との出会いもあるのですが。
家庭がソフトな牢獄でありませんように。
なんか、きゅんとなります。
というか、胸が痛い。泣。